ブランチタイムのオーガズム/レズビアン・愛良

年の差レズビアン長編

レズビアン官能小説長編「年の差レズビアン・ディープ・ラブ」(第51話)

 目覚めると腕の中に園花がいた。寝顔が可愛かった。
愛良は園花が起きないようにそっと腕を抜いて、タオルケットをかけてからおでこにキスをした。

 時計を見ると午前10時を回っていた。愛良は、園花が寝ている間に“ブランチ”の準備をして、今日は一日園花とのんびり過ごそうと思った。
 久しぶりに目覚めのいい朝だった。

 冷蔵庫に入ってたレタス、セロリ、キュウリ、クレソン、トマトでサラダを二人分作って、昨晩園花が作ってたハムエッグを真似てそれを食パンに挟んでサンドイッチにした。愛良はあまり料理が得意ではなかったから、出来上がりを眺めて笑うしかなかった。一人なら十分すぎる朝食だったが、色どりが足りない気がしてサンドイッチにもレタスとトマトを挟んで笑った。
 食卓テーブルの上が一応それっぽくなって一段落ついたような気がして、コーヒーメーカーもセットした。

「うん、いい感じ」

 寝室に戻ると園花の寝顔があった。可愛かった。肩までかけたはずのタオルケットを頭から被って寝ていた。
 園花は昨晩二人でベッドに入った時のままの全裸で、背中を向けて寝ていた。タオルケットから覗くふくらはぎを眺めていたら、愛良はちょっかいが出したくなって、ソファで着たタンクトップとショーツを脱いでまたベッドに寝転がった。ベッドもタオルケットも園花の香りがして、それがまた愛良のいたずら心を刺激した。
 タオルケットにくるまった園花の首筋辺りに顔を近づけると、寝息が聞こえて園花の香りがした。ぐっすり寝てたら起こすのも可愛そうだなと思ったり、でも園花をこんなに至近距離で目の当たりにして我慢できるかなと園花のふくらみを見つめながら考えた。園花の寝息が聞こえるたびに、可愛すぎて変な笑いが込み上げてきた。幸せを感じる時間だった。

 それからすぐに愛良は我慢できなくなって、タオルケット越しにそのふくらみをそっと抱いた。包み込むようにゆっくりそっと抱いて、園花の髪に顔を寄せた。体を寄せるとすぐに園花の体温が伝わってきて、タオルケットが徐々に温かくなっていくのが感じられた。園花の肩の辺りに顔を寄せて、鼻や唇で園花の存在を実感した。可愛すぎた。

 ふいに園花が身じろぎをしてタオルケットをめくって顔を出した。愛良は意に反して起こしてしまって苦笑した。触れたかったが起こすつもりはなかった。

「あ、愛良」

 園花は眠気眼でくるっと寝返りをうつと、すぐに胸の中に転がり込んできた。タオルケットでさんざん温まった園花の可愛さは異常だった。愛良はすぐにタオルケットに潜ると園花を抱きしめた。
 園花は抱き締めると子猫のような声で甘えてきて、髪を撫でる顔をうずめたままうれしそうに笑った。

 愛良は園花を仰向けにしてその唇にキスをした。園花の唇は昨晩よりも温かくて柔らかかった。空気を孕んだすれすれの口づけを何度も楽しんだ。時間はたっぷりあった。
 腕まくらをすると園花が乳房にキスをしてきた。その髪を撫で上げながら愛良もおでこにキスをした。園花がいたずらな笑みを浮かべながら今度は舌で乳首を弄び始めて、愛良も肩にキスをしながら体を密着させた。
 園花はようやく目覚めたようで、少し興奮気味に乳首を吸い始めていた。愛良は乳首を交互に舐める園花の姿を見ているだけで息が上がった。

「愛良、乳首が敏感なんだ」
「うん、弱いかも」

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