レズビアン官能小説長編「年の差レズビアン・ディープ・ラブ」(第1話)
大嶋美智代はエンジンを切ってシートベルトを外し、気持ちを落ち着かせるために一旦深呼吸をした。
自宅から車で30分ほど離れた大型スーパーの立体駐車場に来ていた。車は店舗入り口が近い一番角のスペースに駐車した。照明が少し離れているせいで車内は暗かったが、かえってその方が都合がよかった。
店舗に出入りする客の姿や車の行き来がないと、窓を閉め切った車内は耳鳴りがするほど静かだった。手が少し震えているような気がして、全身の力を抜いて体をリラックスさせた。
目と耳が慣れてきて落着きを取り戻してみると、のが渇いていることに気づいてアイスコーヒーで潤した。
かすかに子供の声が聞こえて店舗からベビーカーを押した母親と子供が出てくるのが見えた。スマホをバッグから取り出して、画面の明るさを最小にしてから助手席のシートに置いた。それからパンプスを脱いで足を楽にした。
美智代は8年前に夫と離婚してから息子と二人で暮らしてきたが、二年前に息子が一人暮らし始めて一人で過ごす時間をもて余すようになった。当初は再婚も考えたが、自由気ままに過ごすほうが性に合っているような気がして、趣味で英語の地域コミュニティに参加することを選んだ。
外国人と日常英会話を通して交流を深めるという主旨のコミュニティだったが、そこで大橋愛良と出会って美智代の生活は一変した。
“ 愛良ちゃん、元気してる? ”
美智代はもどかしいと思いながらも、気持ちを落ち着かせてゆっくり少しずつパンストを脱いだ。スカートを汚さないために挟んでおいたハンドタオルが少しめくれ上がって、周囲をうかがいながらお尻を上げてそっと直した。
気持ちが高ぶって体中の神経が麻痺していくような感覚になった。ひざ上まで脱いだパンストを一気に足首まで下して、両足を上げてそっと抜き取った。暗がりでよく見えなかったが、パンストの股間の部分は湿っているのが分かった。それを丸めてバッグに入れると、太ももを少し広げて背もたれにぐったりともたれかかった。
三台隣の車に買い物を終えた女性が帰ってきて、リアシートに荷物を入れているのが見えた。その後ろ姿を眺めながらふと“私はなんて変態なんだろう”と思ったが、すぐに愛良の言葉がそれをかき消して股間が熱くなるのが分かった。ほどなくしてドアが閉まる音がして、エンジン音が聞こえてきた。
美智代はスカートをたくし上げて、太もものすき間からショーツまで手を伸ばしてみた。手触りでショーツがじっとりと蒸れて、股間はすでに粘液がしみ出てヌルヌルに濡れてるのが分かった。あわててバッグからもう一枚厚めのハンドタオルを出してお尻の下に敷いた。
美智代は早くショーツを脱いでしまいたかった。
“美智代のクリトリス、勃起してるじゃない。ねえ、フェラしてあげる”
愛良に呼び捨てにされながら、クリトリスからお尻の穴まで激しく責められると美智代は寒気がするほど感じた。背中から優しく羽交い絞めにされて乳首を交互に引っぱられながら、敏感なクリトリスを指先で弾かれるとまるで足先まで電気が走るような快感を覚えた。いたずらな笑みを浮かべながら迫ってきて、突然後手にオモチャの手錠をかけられた日は、朝まで延々と気が狂うほどの激しいクンニで何度も何度も逝かされた。
それまで大きなクリトリスはただのコンプレックスでしかなかったが、愛良にデカクリとなじられ弄ばれるようになって、変質的なクリ逝きの快楽にも目覚めた。
美智代は辺りに人気が無くなったのを見計らって、もう一度スカートをたくし上げると、ショーツを一気にひざまでずり下した。
スーパーの駐車場という人目につきやすい場所で、ショーツを下ろして陰部を晒している感じがたまらなかった。そのまま足首までするすると下してそっと両足を抜いた。脱いだショーツを助手席に置くと、もう我慢できなくなって、服の上から両手で乳房をまさぐった。ブラジャー越しに乳首が硬くなっていくのが分かった。
脱いだピンク色のショーツは暗がりでも分かるくらいぐっしょりと濡れて光っていた。そのまま助手席に置いておいてもし誰かに見られたらと思うとぞっとしたが、この光景を撮られて誰かにゆすられる自分を想像しながら、大粒のクリトリスをシゴいて果てたいとも思った。
自分が脱いだショーツがこんなにも卑猥に感じられたのは初めてだった。美智代は愛良の言いつけ通りにもう少しショーツを置いておくことにした。
とめどなくあふれ出る粘液が割れ目を伝ってお尻の穴まで濡らしていた。
“ねえ、愛良ちゃん、私に何をさせたいの?”
“私が指でシゴいてあげるね。足開いてよく見せて”
愛良に一瞬クリトリスを摘ままれたような気がして、思わず唇からよだれが滴った。