レズビアン官能小説長編「年の差レズビアン・ディープ・ラブ」(第2話)
ハンドタオルは予備をもう一枚持ってきていたが、膣から溢れ出るあまりの汁の量に間に合わないような気がした。
美智代は一旦お尻を上げ、スカートを腰までたくし上げてから、長い裾をそのまま助手席の方へやった。それから運転席のシートが濡れないように、お尻の下にハンドタオルを二重に敷いて座り直した。
スカートが無くなると、太ももやお尻がシートに直接触れる違和感がたまらなかった。
太ももの間に手を入れると陰部がくまなく触れた。
美智代はためしに店舗出入口を眺めながらクリトリスを触ってみた。
「ぁァ……ァっ」
背筋にゾクゾクするような変質的な興奮が走って、クリトリスはすぐに勃起した。
目の前を通過する車を見つめながら勃起クリトリスをスリスリすると、わずかな摩擦だけでイキそうになった。
いつ人が通るとも知れない場所で、勃起クリトリスをむき出しにしている変態行為に美智代は強烈に興奮した。
これまでもスーパーの駐車場でオナニーをしたことはあったが、車内でパンストとショーツを脱いで陰部を直に触ったことはなかった。
お尻の下に敷いたハンドタオルはすでにぐっしょり濡れているのが分かったが、気持ち良すぎて指が止められなかった。今度は“まんこ”のいやらしい音が聞きたくなって、膣に中指と薬指を二本入れて「の」の字を描くように激しくかき混ぜた。
“ ァん……愛良犯してっ……おかしく、なりそ…… ”
愛良に乳首やクリトリスだけでなく、膣や肛門、その奥まで、体のあらゆる部分をすみずみまで責められて、意識が遠のくまで逝かされた。愛良の指先が体中を這い回って体が変になるまで犯された。
「ぁはァ……愛良、ぁあ……すき……」
愛良はいつも何の前触れもなく迫ってきて、いたずらな笑みを浮かべながら美智代の性感帯を弄んだ。
反応をうかがいながら、美智代が拒んでもブラジャーのホックを外し、平然とショーツの中に手を入れてきた。周囲に人目があってもおかまいなしで体の深部にまで指を這わせてきた。車のすぐ横の喫煙所にたたずむ背広姿の男の股間を見るように言われ、愛良にクリトリスをシゴかれながら逝ったこともあった。ショーツの中に強引にローター入れられて、二人でショッピングしたこともあった。クリトリスに強烈な刺激が走って人前で逝ったこともあった。愛良は美智代が一旦イクとやめてくれることもあったし、美智代が望めばどんな欲求も満たしてくれた。
後ろめたい気持ちと恥ずかしさで美智代はこれまでオナニーを隠してきたが、愛良の前でじっくりと見つめられながら思いつく限りの卑猥な言葉を口にすると、ただ見られているだけなのに体がおかしくなるほど感じた。愛良は無邪気な笑顔とは裏腹に、相手の変質的な欲望を見透かす力があるように思えた。