さっき脱いだショーツが助手席にそのままになっていることに気づいた。バッグにしまおうと思ったが、ふと人に見られてしまいたい欲求に駆られて、美智代はショーツを広げてバッグにかけるように置いた。ショーツのクロッチはさっきより少し乾いていたが、真ん中にはまだたっぷりと粘液がついていていやらしく濡れて光っていた。
“ そういえば、アナルプラグ…… ”
美智代はバッグから愛良にもらった青いガラス玉のついたアナルプラグを取り出して、尖端で肛門を探った。敏感な肛門にプラグの尖端が触れると思わず肛門括約筋と膣がいっしょに痙攣した。それからゆっくりと挿入した。お尻を下ろすとプラグの冷たい感触と肛門がつねに広げられているような感覚を覚えて鳥肌が立った。
硬く勃起したクリトリスを指でまさぐりながら、隣の車の持ち主が帰ってくるのを待ち続けた。シートの背もたれを倒そうか迷ったが、さらに深みにはまってしまいそうで堪えた。それからリクライニングのレバーを引いて一段だけ後ろに下げた。
しばらくして、車の持ち主が帰ってきた。隣の車はワゴンタイプの乗用車だった。持ち主は30代後半くらいの女性で両手にエコバッグを持っていた。男性を期待したが、美智代は女性の体にも興奮を覚える体になっていた。
美智代はバッグに引っかけていたショーツをバッグに押し込んで、かわりにディルドを取り出した。愛良がくれた仮性包茎のペニスを模ったディルドで、血管の浮き具合などがリアルに再現されていて、ずっしりと重く、握るとまるで本物のペニスを触っているようだった。
女性は美智代のほうに軽く視線をやって、それから助手席側のドアを開けて荷物を積み始めた。美智代は女性のスカート越しのお尻を見つめながらディルドを挿入した。
「ぅんァ……っ!」
ディルドは汁まみれの膣壁を押し広げながら深部にぐんぐん入ってきて、美智代は思わず声を洩らした。女性は一度美智代の車のほうに目をやったが、こちらを振り返らなかったおかげでバレずに済んだ。
美智代は慌ててスカートの束を太ももに被せた。それから女性のお尻を見つめながらディルドを激しく出し入れした。スカートごしのお尻のふくらみや、かすかにうかがえる尻の割れ目、ショーツの線などを見つめながら激しくピストンし続けた。
“ ぁァん……いやら、しい……のすごい…… ”
女性は荷物を積み終えると運転席側へ歩いていき、乗り込んですぐにエンジンをかけた。女性の方に目をやると、こちらを見ているようだった。
美智代は手先だけのディルドのピストンに物足りなくなって、硬く勃起した大粒のクリトリスを押し込むように刺激した。
隣の車が走り出すと同時に、美智代は腰をがくがく震わせながら果てた。