洩れた逝き声/美智代

年の差レズビアン長編

レズビアン官能小説長編「年の差レズビアン・ディープ・ラブ」(第42話)

 美智代は、亜沙美のクリトリスに触れている右手の中指に少し力を加えて、付け根と尖端の間を包皮越しに滑らせるように往復させてみた。

 付け根から尖端へ撫でると亜沙美は息を上げ、尖端から付け根へ戻るときには包皮がめくれるせいで亜沙美は少し腰をヒクつかせた。

 いやらしい感触だった。

 さっきより弾力が増していて、こりこりになっているのが分かった。美智代より小粒だったが、まるでイクラのようにぱんぱんに硬かった。亜沙美のクリトリスは完全に勃起しているようだった。

「亜沙美、私に寄りかかっていいから両方の乳首を寄せて」

「はい、はいっ、いいっ、 してっ、両方吸って、吸ってっ ああん、クリもいい」

 亜沙美の乳首は乳輪から引き締まっていて硬く勃起していた。大きめのレーズンくらいの大きさがあって、くわえて吸うと付け根が少し伸びる感触がいやらしかった。クリトリス同様にこりこりに勃起していて、口に含むと舌から逃げるようにぷるぷると動き回った。

 美智代は唾液たっぷりの唇で亜沙美の乳首を左右交互にちゅるっと吸い込んで、舌で丹念に舐め上げた。

「亜沙美、乳首もクリトリスもこりこりになってる。いやらしい女」

「凄くいいっ いい、いいっ ねえ、もっと吸って、もっといじって」

「じゃあ次、肛門ね。いいんでしょ?」

「うん、うんっ、いい、いいっ、押して おして押してっ」

 美智代は左手の中にあるグレーのショーツを、亜沙美のお尻の肉に押しつけながら折り込むように手探りで丸めて、中指でぎゅうっと押さえるように肛門に押し付けた。

「これぐらい?」

「もっとっ、 もっと押してっ」

 美智代は何度か中指に力を加えながら亜沙美の反応をうかがったが、指先がショーツに埋まるだけで上手く押せなかった。時おりショーツ越しに亜沙美の肛門の触れる感触があって、指よりショーツがいいと言っていた亜沙美の言葉を思い出して指を引っ込めた。

 美智代が手をこまねいているのを悟ったのか、亜沙美は美智代からショーツを奪い取ると、美智代のすぐ顔の前でショーツをぐるぐる巻きにして両端を縛って、もう一度後ろ手に手渡してきた。手慣れた感があった。

 手渡されたショーツは固く縛られていて、しっかりとこぶが出来ていた。

「思いっきり、押してっ、 力いっぱい押してっ」

 美智代は先に中指で一度亜沙美の肛門を確認してから、その穴の中央にショーツの“こぶ”を押しつけた。ショーツが固く縛ってあるせいで今度は指三本を添えて押さえることができた。

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