レズビアン官能小説長編「年の差レズビアン・ディープ・ラブ」(第34話)
園花は愛良と再会してから、愛良に恋をしている自分に気づいていた。
あれから愛良から電話もSNSメッセージもないし、園花からも連絡をとっていなかったが、会った日を入れて計4日連続、寝る前にオナニーをしていた。愛良を想うと体が疼いてしまい、オナニーでせめて満たしたいという気持ちで何となく連日耽ってしまった。ただ昨日はひどく、日中も疼いて何年振りに昼間からオナニーをしてしまった。
原因は、園花自身がしばらく“孤独”を痛感していたせいで、異性でなくても本当に誰とでもよいから一緒に生活したいとリアルで感じていたことと、マッチングアプリで美由紀という“女性”と実際につながったこと。そんなときに“愛良”と再会して、二人でカフェをしてドライブにまで出てしまったせいだと思った。
愛良はすぐに腕を組んだり手をつないできたが、ドライブの合間に車を降りたときも、そうやって歩くうちにも愛良への気持ちが強くなった気がした。
愛良がカフェで言っていた“激しくてエロいプレイ”は、その対象が40代女性だったせいもあって、園花には簡単に聞き流せる内容ではなかった。ドライブ中に愛良が話したその話の続きは、3時間クンニ、遠隔ローターで外出、目隠しと後手縛りでロータープレイ、拘束電マプレイなど、園花には衝撃的なものばかりだったが、自分にできるかどうかは別にして、内心どれも興味があったし愛良になら正直されたいと思った。そのせいでドライブ中はショーツがもの凄く濡れて、体が疼いて仕方がなかった。
結局あの日は、別れ際にパスタ屋で気分転換したこともあって、孤独感から解放された喜びのほうが記憶として強く残ったが、翌日、翌々日と時間が経つにつれて自分の中で愛良への感情や“プレイ”への好奇心、欲求が募っていくのが分かった。
愛良が言っていたプレイと同じかどうかは定かではないが、スマホでその類のアダルト動画を探して観て、どんなプレイなのかを鮮明にイメージできるようになると、よりリアルにされたいと思うようになって、その相手が愛良なら自分の体のすべてを捧げてもいいと思えるくらい興奮した。昨日は昼間からそんな妄想でオナニーをして2回も逝った。逝けば覚めると思ったが、だめだった。
愛良のセックス観念を聞いたせいもあった。それなら、愛良になら自分の性癖をすべて話せるような気がした。愛良ならすべてを受け入れてくれる気がしたし、そう思うと話したいという衝動にも駆られた。