レズビアン官能小説長編「年の差レズビアン・ディープ・ラブ」(第4話)
愛良は自宅から車で数分のところにある大型ショッピングモールのベンチに座っていた。
欲しかったブランドのパーカーとジョガーパンツ、スニーカーをまとめ買いしてちょっと気分がよかった。平日の昼下がりということもあってか、子供の手を引くママの姿、ママ友グループ、それにカップルやお年寄りの姿が目立った。
昨夜は、美智代と初めてセックスをした夜を思い出して、久々に妄想と指だけで果てた。
美智代は20歳年上で48歳。英語の地域コミュニティで知り合った“ドM”の女性だった。ドライブの帰りに半ば強引に誘ってホテルへ行った。
歳は離れていたが、もともと身近な友達はみな年上の30代、40代、50代女性ばかりだった。愛良が人見知りのせいもあったが、同い年との接点はあっても意思疎通できないことの方が多く、若さゆえの夢見がちなところや子供っぽさについていけなかった。それに愛良自身、年上の女性の方が好きだったし、可愛がってくれたのもあって距離感はまるで感じなかった。
そんな中高年の女性に普通に囲まれていると、ごく自然にそんな女性に惹かれていった。恋愛するなら誰がいいとかセックスするなら誰といった感じで、愛良には年上女性が友達やセックスの対象に見えた。少なくとも愛良にはそれはごく自然なことだった。
どうしても歳の離れた年上の女性とエッチがしたくなって、熟女レズ専門ヘルスに行ったこともあった。もともとレズビアンだったが、歳の差の恋愛やセックスに目覚めたきっかけは、ヘルスの影響もあるような気がした。
「初めまして、大嶋美智代です。よろしくね」
美智代は、愛良が知っている“大人の女”の魅力をすべてもち合わせたような女性だった。
ひと目見て、清楚で健やかな印象とおっとりとした表情に感じるやさしさ、時おり見せる無邪気で可愛いらしい笑顔、それにふくよかでちょっと妖艶な大人の女性美を思わせるスタイルに惹かれた。人懐っこいところが無防備にも見えて、愛良の年の差愛をくすぐった。
下心が先で少し恋があった。美智代とは波長が合ってすぐにうち解けた。愛良はまず友達としてレズビアンを明かしたが、美智代はそれを受け入れてくれた。
愛良は時々エッチやセックスの話を振った。美智代はいつもいたずらな表情を浮かべ、舌を出して「性欲無くなっちゃったかな」と苦笑していた。愛良の周囲の友達も、みな口を揃えて性欲減退やそのせいでセックスレスにも悩んでいるようだったが、愛良はどうしても美智代とセックスがしたかった。