レズビアン官能小説長編「年の差レズビアン・ディープ・ラブ」(第24話)
彩佳は由美子の乳首から指を離すと、息を荒げて洗面台に両手をつく由美子から体を離して、両手で由美子のお尻を撫で回し始めた。由美子は彩佳にお尻を触られて少し体を震わせたが、息を整えるだけでいっぱいだった。
彩佳は由美子のショーツ越しの大きなお尻を見下ろしながら、なんていやらしい肉付きなんだと思った。乳房や乳首の指触りがあんなにいやらしかったのに、お尻の肉付きまで私を誘惑するなんてと由美子に嫉妬した。
「由美子さん。私ったら由美子さんの乳首を弄んで、すっかり取り乱してしまってごめんなさいね」
「……すみません、もう……帰らせて頂きたいんです」
ふいに由美子が口を開いた。しばらく口を閉ざしていた由美子が口を開いたのが彩佳にはうれしかった。
彩佳は満面の笑みを浮かべると、由美子を背中からそっと抱きしめて肩に優しくキスをした。由美子は身を委ねたが、鏡に映る表情は険しく、体は強ばらせたままだった。
「そんなこと言わないで。私、寂しいわ。由美子さんとロマンチックな恋愛が楽しみたいだけなのよ。ね、いいでしょう?」
「……そんなこと……突然言われても困ります……」
「ねえ由美子さん、オナニーしたことあるわよね? 今までに何回くらいしたの? 言いなさい」
彩佳は由美子の言葉を遮るようにそう言うと、またわきの下から両手を潜らせて乳首を摘まむ素振りを見せた。由美子はその手に驚いて片手で胸元を隠そうとしたが、彩佳はその手をパチンと叩いて、また乳首を摘まむ手つきをして見せた。
「もう覚えていません……そんなこと……」
「じゃあ質問を変えるわ。今まで何人の男とヤったのかしら?」
「……分かりません。もう忘れました……そんなこと。もう……帰らせて下さい……」
彩佳は由美子のお尻の前にしゃがみ込むと、唐突にショーツ越しのお尻の割れ目に顔を埋めた。由美子はびっくりしてお尻を締めた。彩佳は顔を離すと、ショーツの生地やゴムをひっぱりながら濡れ具合をチェックした。
「ねえ由美子さん、どうしてこんなに濡らしてらっしゃるの?」
「……」
「もしかしてブラジャーの着け方をおうかがいしたばっかりに、私ったら、由美子さんを興奮させてしまったのね」
「……そんなこと」
「こういうこと、いつもなさってるんですか? ちょっと……困るんです……」
彩佳はさっき由美子に言われた言葉を、口調を真似ながらそっくりそのまま返した。それから鏡越しに目が合った由美子の顔を見つめて、優しくほほ笑みかけた。