レズビアン官能小説長編「年の差レズビアン・ディープ・ラブ」(第55話)
「ねえ哉太、もっとシゴいて我慢汁のいやらしい音、いっぱい聞かせて。パンツ破れるくらいシゴいて」
「はい、はいっ、 我慢汁の音……、 はぁっ、はぁ、パンツ破れちゃう」
哉太の手つきがいっそう速まった。粘液まみれのパンツの生地は完全に伸びきっていて、ペニスにぴったりと張りついて泡立ち始めていた。それでもなお、溜りをつくりながら生地を突き抜けてあふれ出てくる哉太の我慢汁の量に、アヤカは満足した。もちろんパンツが破れるとは思えなかったが、哉太のペニスはそれぐらい大きく勃起していたし、生地も今にも破れそうなほど伸びきっていた。
その間も哉太は相変わらずアヤカの目をじっと見つめてきた。
見せつけるように派手に手を動かしながら、アヤカがどんな表情を見せるのか、どんな反応をするのかを覗っている目つきだった。哉太はペニスをシゴきながら恍惚とした表情を浮かべていたが、そういったところには冷静さを欠いていないようだった。いやらしかった。
「哉太さ、パンツぐちゅぐちゅじゃない。脱いじゃえば?」
「ぬ、脱いだらっ、脱いだらチンポ、あやかさんに見られちゃうっ」
哉太は一瞬躊躇してみせたが、さっきまでわずかに浮かべていた愛想笑いはすでに消えていて、徐々に本性があらわになりつつあった。哉太が何をどう見せたいのか、どんな反応を期待しているのかが気になった。何かを見せられ、おそらくそれにアヤカが驚くか、どん引きする、あるいは戸惑う姿を期待しているに違いないとアヤカは思った。それが何かはまだ分からなかったが、哉太の表情には、自分だけが楽しめるとっておきのデザートを隠し持っている感じが覗えた。
「パンツ脱いでさ、M字開脚して見せてよ。全部見てあげる」
哉太は、アヤカの言葉に火がついたようにソファからすくっと立ち上がると、ふいにアヤカの方を向いて言った。
「あやかさん、顔の目の前で脱いでもいいですか? 目の前で、すぐ前で、脱ぎたいんですっ」
顔の目の前でと言った。哉太がいう顔の目の前という距離感がどの程度を言っているのか見当がつかなかったが、出来上がっているところに水をさすのもどうかと思って、アヤカはひと言「いいよ」と返してみた。あまり近かったら「近い」と言うつもりだった。
哉太は笑みを浮かべて「間近がいいです」といいながら迫ってきた。
アヤカはソファの角に座ってたが、哉太はソファを回り込んでアヤカのすぐ右側に来て、ひじ置きに寄りかかるように立った。
哉太のパンツ越しの股間がアヤカの頬から10センチの距離に迫っていて、アヤカはちょっとたじろいだ。
「顔、右に向けてもらっていいですか」
「いいけど、我慢汁つけないでよ? 垂らしたら怒るからね」
「はい、もちろんです」
顔を右に向けると哉太が望む距離感になるのだろうが、アヤカは少しためらった。まさかこんなに迫って来るとはとひと言返事で返したことを悔やんだ。
「あやかさん、お願いします」