レズビアン官能小説長編「年の差レズビアン・ディープ・ラブ」(第13話)
美智代の車で地元に戻って、亜沙美と二人でカフェに入った。
「びっくりしたもの。あれ? もしかしてって」
「突然すぎて、逃げ出そうとしてごめんね」
裸体をさらけ出したのは一方的に美智代だけだったが、ホテルでそうした大人の撮影に及んだ仲という意味で、亜沙美との間には連帯感や絆のようなものが生まれつつあった。
亜沙美は何を尋ねても即答で、ありのままをそのまま話してくれた。そのおかげで、美智代の勝手な疑念はきれいさっぱり無くなった。美智代がもった警戒心やその場を立ち去ろうとした理由も、亜沙美は分かってくれたし、互いが互いをフォローし合うことに疲れて、もうその話しはやめようということで落ち着いた。
美智代が亜沙美のことを決定的に信用できたのは、亜沙美が、美智代が疑念を抱いたままでは先に不安を感じるから取っといてくれと言ってくれた、一枚の自身の裸体画像のせいだった。
画像にはたしかに一糸まとわぬ亜沙美が映っていて、カメラ目線でセクシーポーズを決めていた。
「あれはね、ネットで知り合った男に裸体画像が欲しいと言われて撮ったうち、顔が映ってるからボツにした一枚なの。恥ずかしいけど、美智代のエロ画像いっぱい撮らせてもらったからあげる。悪用厳禁ね、お互い」
亜沙美は美智代と比較にならないほどスリムで、形の良いD、Eカップぐらいの乳房と整った和顔が男受けしそうに感じられた。
「さっき沢山撮ってたけど、あれって結局どうするの?」
「コレクションというか、達成感に浸る感じの自己満世界かな。あとは見てオナニーするくらい」
「じゃあやっぱり見ながらするのね」
亜沙美は事もなげにそういうと、ウィンクして見せた。
「私の画像も見ながらするの?」
美智代が興味本位で尋ねたら、亜沙美はあっさりとそれを認めた。
「うん、今夜しようかな。クリトリス、凄かったね。俗にいうデカクリだよね、美智代の。色んな角度から撮りまくったし、あれだけで一年分のオナネタになるかも」
亜沙美はそう言って笑った。美智代は期待していた言葉が聞けて思わず体が疼いた。
「あ、そうだ。せっかくだから今日撮った画像、見せてあげようか。ここの席角だし窓ないし、カメラもほら、無いから美智代だけ確認できるでしょ。見たい?」
「え、ここで?」
亜沙美は手慣れた手つきでノートパソコンを取り出すと、起動して美智代の隣に来て並んで座った。
「ほら、これ。このフォルダの画像が全部、美智代」
「ええ、これ全部?」
「そ。下の方へいくと、ほら。ここから下の方までデカクリ接写。で、この辺がお気に入りかも」
亜沙美はそういうと数枚の画像を拡大表示させて見せてくれたが、美智代は思わず絶句した。