クロッチと同じだけ陰部も濡れていて、陰毛が湿って撫でつけられたようになっていた。
「あんまり見ないで……はずかしい……」
愛良は両手の親指で、絵美の大陰唇の割れ目を左右いっぱいに開いて、じっくりと観察した。
絵美の陰部は恥丘から肛門までびっしり陰毛が生えていて、大陰唇を広げるとピンク色の小さな小陰唇とクリトリスが覗いた。小ぶりのクリトリスは包皮がすでに剥けていて、艶やかで尖っていた。膣口の両側を親指で広げると、ぱっくり開いた膣からどろっとしたおりものが半分出かかっていた。愛良がお尻や大陰唇を広げるたびに絵美が堪えるように息つぎをしたが、顔を覗くと真っ赤に紅潮させていた。
「こんな恰好初めて……なの」
絵美は顔をベッドのシーツに埋めると、微動だにしなくなって諦めた様子だった。時おりため息が聞こえたが、顔を埋めたまま動かなかった。愛良は絵美の姿を見つめながら、肛門まで丸出しの絵美のお尻を可愛がるように撫でた。
ふいに絵美は顔を上げると少し声のトーンを落として愛良に言った。
「ねえ愛良ちゃん、ちょっと、話してもいい?」
愛良はお尻を撫でながら絵美を見つめて「うん、聞かせて」と答えた。
「アダルト動画でこういうプレイを観たことがあるの……」
「SM系の動画観たの?」
「うん。手枷はめられてお尻叩かれたり、後ろから男にバックで突かれる動画だった……」
「あるよね、私もよく観るよ。絵美さん、ドMでしょ」
絵美はまたシーツに顔を埋めて、それから無言で軽く二度頷いて大きなため息を洩らした。
愛良はお尻を撫でながら笑みを浮かべた。
「後ろ手に縛られると興奮するんでしょ」
絵美はまた無言で二度頷いて、シーツに顔を埋めたまま「恥ずかしい・・」と洩らした。
「安心して、私、誰にも言わないから。二人だけの秘密ね。だから今日はいっぱい気持ちよくなろうよ……」
絵美は無言で三度頷くと、シーツから顔を出して「鳥肌が立っちゃう」とつぶやいた。
愛良はお尻を撫でながらそれに答えると、すぐ絵美の膣に中指を一本入れた。
「ぃあっ」
絵美は体をよじらせて呻いた。
「あ・・・! ぃあ!!」
愛良は絵美の膣に右手の中指と薬指をまとめて入れた。指を入れると同時に、垂れ下がっていたおりものがショーツの上に落ちた。
「“絵美”に、手マンしてあげる。正直に言ったからご褒美ね」
愛良はくすっと笑った。
絵美は無言で頷いてすぐに息づかいを荒げた。
愛良は少しだけ右手を揺らした。
「あ……ああ……ぁあ……! ああ……」