柚㮈のクリトリスはすでに限界に達していた。膣口から肛門まで粘液でねとねとに濡れ、膣壁がぎゅうぎゅうと呼吸をするかのように収縮をくり返していて、クリトリスに触れるだけですぐに逝ける状況だった。
『——私、気づいた。やっぱりアユミのこと好きなのかも知れない……』
『じゃあ一緒に逝こ、ねえ、しようっ愛してるって言って——』
動画はクライマックスの告白シーンに差しかかっている。
「はあ、はあっね、ねえ柚㮈も一緒に、逝こう」
「は、はい、逝きます」
「じゃあ、はあっはあ、じゃあこっち、来てッ早くっ」
その手に引かれるままに身を寄せると、突然押し倒されて佐紀がその上に四つん這いの姿勢で覆いかぶさってきた。左手だけで上半身を支え右手は中指と薬指を膣に入ったまま跨ってきた。
「ああっはあ、いい? このままオナニーさせて? ね、いいでしょう?」
「え、は、はい……」
「柚㮈もクリ触って、ほらっ一緒に、触って逝こう」
佐紀が右手を動かすたびに手の甲が柚㮈の陰毛を撫で、腰を震わせると太ももが揺さぶられる。それにキャミソール越しに迫るFカップ級の乳房にも目を奪われて動画どころではなくなった。
クリトリスを撫でるたびに互いの手が触れ合う。
動画に見入る佐紀の表情にも興奮した。何かを呟くようにかすかに動く唇、膣をかき混ぜながら滲ませる苦悶の表情、見れば見るほど見惚れてしまう自分がいた。
「はあ、はあっだめ逝く、逝きそう……柚㮈は……!?」
動画は最後のキスシーンを迎えていた。
佐紀の目に見つめられて柚㮈は思わずドキッとした。
尖りきったびんびんのクリトリスは熱を帯びて麻痺し、膣口からおびただしい量の愛液が溢れ出ている。力み過ぎて足もつりかけている。
柚㮈は意識がもうろうとするなか、あごを上げてキスをねだった。
佐紀の唇はやさしかった。
唾液で潤んだ熱い唇が絡みついてきた瞬間、柚㮈は昇りつめていくのを感じた。
触れ合った瞬間、二人でもつれ合うようにベッドを転がり、互いに抱き合いながら腰を震わせて果てた。
体が何度も痙攣したが佐紀がその温かい腕でぎゅっと包み込んで受け止めてくれた。
「はあ、はあっ私、私……、佐紀さんのこと、好き、かも……」
「うん、はあ、はあっ柚㮈、かわいい……私も柚㮈が好きだよッ」
動画はすでに終わっていたが、それから二人で朝まで抱き合った。